Lend oneself to:~に役立つ、向いている、手を貸す

help

~に役立つ、向いている、貢献する、適応できる、手を貸す、関わる

Lend oneself to は、あまり日本のテキストで見かけないものの、ネイティブの間ではメールでのやり取りでも使うくらいに頻度の高い句動詞。lend は「(人、物)を貸す」という意味が基本だから、lend oneself to は「それ自身を~に貸す」、つまり「~に一役買う、手を貸す、貢献する」だと解釈すれば納得が行くかと思う。

「~に役立つ」という意味があるからと言って、イコール help といった具合に類義語を一般化出来ないところに注意。文脈によってニュアンスがかなり異なる。


Junk food does not lend itself to a healthy life.

:ジャンクフードは、健康的な生活に貢献しません。

“This thin blanket doesn’t lend itself to camping outdoors.”

:「この薄っぺらい毛布じゃ、野外キャンプには対応できないよ」

新聞などメディアでの使用例1

He won’t lend himself to book critiques.

:彼(村上春樹)は書評に手を貸さない(手を出そうとはしない)。

これを「彼は書評に向いていない、役立たない」と訳してしまっては、村上ファンに怒られるだろう。

(Shortlist – 20 Things You (Probably) Didn’t Know About Haruki Murakami) 1)Shortlist – 20 Things You (Probably) Didn’t Know About Haruki Murakami

使用例2

“I think my work will eternally lend itself to queerness and accompanying themes as they are such a large part of my voice.”

:「私の作品はQueer(クィア)であることに、そしてそれに伴う様々なテーマに、永遠に関わり続けるでしょう。それらは私の伝えたいことの非常に大きな部分を占めていますから。」

写真家 Ryan James Caruthers(ライアン・ジェームス・カルザース)のインタビューより。これも「役立つ」や「適応する」と訳してしまうと、文脈にそぐわない。ちなみに queer は辞書通り「奇妙な」と訳すと、全く含意が伝わらないことが多々ある。扱いに慎重さが必要な言葉。2)Wikipedia – クィア

(British Journal of Photography – Awards: BJP Breakthrough winners 2017) 3)British Journal of Photography – Awards: BJP Breakthrough winners 2017

出典・参照   [ + ]

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク